MT4のEA運用で別口座を開設するメリット

MT4で稼働できるFX自動売買ソフト「EA」は一つの口座で運用するだけでなく別口座も開設して運用することで様々なメリットがあります。一つの口座で、一つのMT4でEAを複数稼動させることもできますが、同じタイミングで注文が入った時に同じタイミングで発注しないというデメリットがあります。MT4を複数起動する事には何の問題もありませんが、一度に複数の発注をすることはできません。また、一つの口座だけで複数のEAを運用していると資金管理が分かりづらいという悩みもあります。複数の発注を管理したい方は、別口座を開設し、複数の口座と複数のMT4でそれぞれ一つずつEAを稼動させるという方法がオススメです。MT4を複数起動させ異なる通貨ペアで同じEAを動かすと、資金管理がしやすく、同じタイミングで複数の発注をすべて実行することができます。ただしこの方法は、資金が少ない場合は資金効率が悪いと感じるかもしれません。いずれにせよ、別口座か開設できるかどうかはFX会社によっても異なりますので、開設時に複数口座を同時に開設できるか確認してみて、自分に合った運用方法を検討してみるのがよいでしょう。

MT4のEAのポジション数について

MT4のEAでFX自動売買をする際、EAによって同時に保有できるポジション数は異なります。EAによってはポジション数が最大5個に制限されているものもあれば20個以上ポジションを同時保有できるものまであり様々です。同時保有できるEAはパラメーターによってポジション数を変更できることがほとんどです。MT4のEAのポジション数が常に1つだと、ポジションを持っている時に新たな売買サインが出ても無視されてしまいますのでチャンスを逃してしまう可能性があります。MT4のEAのポジション数を増やせば、複数の投資チャンスが次々に出現した時に多くのチャンスを生かせる可能性があります。ポジション数が多ければ多いほど、人間の頭で管理するのは難しくなるので、自動売買できるEAの長所を活かすことができるとも言えるでしょう。ただし、ポジション数が多ければ多いほどリスクも高まります。基本的には、ポジション数は多いとハイリスクハイリターン、少ないとローリスクローリターンになることを意識してください。利益と損失のバランスを考えてポジション数を設定することが大切です。また、自動売買に必要な証拠金は、ポジション数に関係してくるので、少ないポジション数であれば必要な証拠金も少なく手軽に始められると言えます。

MT4のEAでポジションを決済する方法

MT4のEAでFXトレードする際、ポジションを決済する方法を説明します。MT4でポジションを手動決済する時は、まずは現在保有しているポジションを確認しましょう。現在保有しているポジションは「取引」タブで管理されます。決済したいポジションをダブルクリック、または右クリックし「決済注文」をクリックしてオーダーの発注画面を開きます。成行決済をする場合は数量を指定し、注文種別を「成行注文」に設定し、成行決済ボタンで発注します。決済取引ボタンと新規取引ボタンを間違わないようご注意ください。保有中のポジションの決済指値注文を変更したい場合は、対象となるポジションを右クリックし「注文変更または取消」を選択します。保有中のポジションの決済逆指値と決済指値の変更画面が表示されますので、決済逆指値や決済指値の値を変更して「注文の変更」を選択すると変更できます。なお、MT4のEAでトレードする際、自動売買で保有ポジションを一括決済したい時や裁量トレードで取ったポジションを自動で決済したい時がありますが、MT4で保有ポジションを一括決済するには追加のプログラムが必要です。

EAを稼働させるMT4でメール機能を設定する方法

MT4のEAで、自動売買だけでなく自身の判断で取引をおこなう裁量トレードをしている方は、インジケーターのシグナルやEAの売買をメールで受け取りたいことがあるでしょう。メールの受信を設定するには、EAを稼働させるMT4の画面上部のメニューバーで、「ツール」→「オプション」と進み「E-メール」タブを開くと、メールの送信設定画面が表示されますので、「有効にする」のチェックを入れ、「送信先」にメールを受信するメールアドレスを入力してください。次に、メールの送信側の設定として、「発信元」にもメールアドレスの入力が必要ですが、発信元と送信先は同じメールアドレスでもかまいません。「STMPサーバー」、「STMPログインID」、「STMPパスワード」は、GmailかYahoo!メールかなどご利用のメールアドレスによって異なります。ここではYahoo!メールの場合を説明します。Yahoo!メールの場合は「STMPサーバー」は「smtp.mail.yahoo.co.jp:465」、「STMPログインID」は「Yahoo! JAPAN IDのアカウント名」、「STMPパスワード」は「Yahoo! JAPAN IDのパスワード」となります。また、MT4のメール発信元をYahoo!メールにするには、Yahoo!メール画面のメールの設定で、「IMAP/POP/SMTPアクセスとメール転送」の中の「Yahoo! JAPAN公式サービス以外からのアクセスも有効にする」にチェックを入れる必要もあります。